世代別に見る行政書士試験の難易度 ~10代編~

行政書士試験は毎年6~7万人もの人たちが受験する人気の国家資格試験です。
人気の理由としては、前のページで「作成できる書類の数は1万種類を超える」とも述べたように業務が幅広いこと、すなわち、この資格を持っていれば食いっぱぐれがないことが第一に挙げられますが、それとともに「受験資格がないこと」も大きな要因として挙げられると思います。

年齢・職歴・国籍等を問わず誰でも受験することができる行政書士試験の受験生の属性はとにかく多彩で、社会人はもとより学生からシニアまで、年齢にすると10代から70代まで幅広い世代の方が挑戦し、実際に合格という結果を掴んでいます。

たとえば平成24年度の試験で言えば、下は18歳の受験生が3人、上は75歳の受験生が1人合格しています。

ただし世代が違えば、行政書士試験の難易度に関する感じ方は当然違ってきますし、また受験勉強の仕方も違ってきます。ここから数ページにわたっては、行政書士試験の難易度について、「年代」という切り口から見ていきたいと思います。

「10代」の受験生の場合

まずは、10代の受験生の合格率からご紹介したいと思います。


年度 受験者数 合格者数 合格率
令和元年度 1.4%(39,821人中) 1.0%(4,571人中) 1.4%(11.5%中)

参考⇒一般財団法人 行政書士試験研究センター

10代の受験生の多くは大学生であることが予想されます。そのなかには、将来法律家を志望する法学科在籍の学生もいるでしょうし、就職に有利になるということで行政書士資格の取得を目指す学生もいることでしょう。大学生の場合、勉強する習慣がついているので、資格試験の勉強にもスムーズに取り組むことができると思いますし、また記憶力が優れている点も、法律の勉強に際しては有利に働きます。

しかし肝心の合格率を見ると、全体の合格率の半分程度というのが実情です。
その理由としてはいくつか考えられますが、やはり周りが学生生活を楽しんでいるなかで、学業と資格の勉強を両立させるのは難しい部分もあるのかもしれません。

また、行政書士試験の時期と大学の試験の時期がちょうど重なるため、直前期に十分な学習時間を確保することができない点もネックとなりそうです。

10代の受験生が行政書士試験に挑戦する際には、周囲の誘惑に負けない強固な意志と、高いスケジュール管理能力が求められます。

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